遠近両用メガネは万能選手ではない
自分の左右の目の「視力差」や「度数差」が大きいのなら、遠近両用は作らない方が良いでしょう。 誰でも公平に使えるような紛らわしい宣伝や店員の説明が有っても、度数差により「絶対に出来ない場合」があるのです。 
もし眼科で「遠近両用をあきらめるよう」に言われたら、不便ですけが諦めて、遠用と近用を別々に作り、架け替えて使用しましょう。 諦めきれず、勝手に遠近両用を作る方がおられます。 あなたの時間とお金が無駄になります。

遠近両用レンズ(境目の有る無しに関係なく)は、高価で失敗する危険性の高い商品であることを認識し、先ず、かかり付けの眼科に「境目の無い遠近両用メガネを作り近くを見る時、プリズム差で文字などが二重に見えないか相談・確認した上で作りましょう。 

ほとんどのメガネ店は、遠くを見る中心から近くを見る部分までの距離が度数差によって視差ズレ(プリズム)が生じる事に気づいていない場合が多く見うけられます。 このようなレンズを製造・販売するレンズメーカーも販売に不利になるような、視差ズレが生じる基本的欠陥を説明・警告には余り熱心でありません。 充分な説明・警告・指導を小売店もあまりうけておりません。 行けば、どこのメガネ店も能天気に遠近両用の高価なメガネは、両手を上げて「万能の夢のメガネ」熱烈大歓迎です。 おまけに、42歳以下の老眼になっていない若い店員であれば、「老眼」に対する認識はあなた程になく、あなたがしっかりしていないと、お粗末な物が出来上がる可能性が大です。

 ただし、左右の度数差が余り無く、試してみて問題無ければ、実に便利なことも事実です。 一方レンズは、日進月歩で、かなり高性能な使い勝手の良いものも出てきております。 しかし気をつけなければならないのは、「便利なもの」を経済的に「安く」欲しいのは人情です。 でも、両者を満足するようなものは、絶対ないのです。 サクリファイス、何かを得ようとすれば、必ず何か(お金、性能、健康)を失います。 「犠牲」と言う言葉です。 「見易いなど性能の良いもの」「薄くて軽い物」は値段が高く。 安い物は、「見易くする増透膜」が無かったり「近用部分の見え方の悪いもの」をメガネ店は必ず提示するはずです。経済的にも、見え方等の性能においても、何処で妥協するかが決め手です。 何でも自分の欲しいまま満足の行くようなものは絶対ありません。 

いくらチラシ・新聞などで「安い」「安い」を連発し、良い店を見付けたと思いわざわざ遠くまで出かけ後のアフターケアーを忘れると必ず失敗します。 まさか盗品でもなく、 量産品で無い「別作レンズ」を仕入れ、販売する店の経費・利益など付加されたものを買うわけで、値段は何処で買おうと大差ありません。 宣伝に掛けた経費・手管が「大きい小さい」か「上手下手」の差ぐらいのもので、安ければあなたに分からない技術的手抜きをすることは明白です。 経済的な側面に目を奪われて技術的側面をないがしろにした分、「失う物」や「しっぺ返し」は「目の健康を害する」「日頃の視生活の不便」などはるかに大きい事を後で思い知らされます。

最初は、良く見えていても、プリズムが原因の眼外筋の疲労、或いは眼精疲労等が積み重なり、日数がたってからメガネには疑いを持たず、自分の目に疑いを持ち「急に目が悪くなった」と眼科に駆け込むケースがたいへん増えています。 これらはメガネに起因する場合がたいへん多く、「メガネがゆがんだ」「近くを見るための度数が始まる部分や限られた幅しかない累進帯の部分に目の位置がもぐってしまい遠くが極端に見難い」など、中心が全然合っていないケースがたいへん多くあります。 このような多機能なメガネは、自動車のような定期点検(それ以上)が必須の商品です。

 遠近両用メガネを掛けていて目に異常を覚えるとき、一度あなたのメガネを疑って見てください。 このメガネは、細かい事後の技術サービスが絶対必須で、「些細な事と思うような」メガネの腕や鼻の部分のユガミだけで極端に見え方が悪くなり眼精疲労の原因になりますます。 最低3ヶ月に一度は、点検しないと気がつかない間に次第と見え方が悪くなり、目が悪くなったような錯覚をします。

 アフターケアーを忘れ、目先の「値段が安い」からと言う理由で、わざわざ遠くまで出かけこのようなメガネを買い、「日頃の点検が出来ない」又は「怠っている」のでは、自慢の便利な夢のメガネも、見える事も覚束ない役に立たずのガラクタ或いは目の健康を害する厄介物になります。

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