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良く見かける視力訓練ウソ・ホント

視力訓練ってウソ・ホント

よく新聞広告 (新聞のモラルを疑います) などで、「老眼が治った」「近視が直った」などと載っていたり、チラシが入っていたりします。 チョット常識を持って考えてみてください、この分野で権威の眼科でナゼ視力訓練をしてないのでしょう? 
これが安全かつ可能な事であれば、率先して「眼科」がしているはずだし、しているでしょうか?否、しておりません。

内容を見たら、笑って済ませられぬ 失明の可能性を高める
もし、眼軸性の強度近視、目の玉が普通の人より大きく目を取り巻く骨のケースに余裕無く収まっているとき、目のマッサージ或いは訓練と言って、目をキョロキョロさせたりすると、網膜と一体の目の底が骨に当り網膜がはがれたらどうします。 一発失明です。 それでなくとも強度近視の目の玉は普通よりサイズが大きく眼底が骨に圧迫され、血の巡りが悪く網膜は薄く弱っており、網膜剥離の可能性が高いのにもかかわらず。 (「目が良くなる本」だったか「XXの友社」から出ていました) たいへん危険な事です。 はがれたらお終い、2度と見えなくなります。

目をキョロキョロ、グルグルさせると視力がよろしくなるそうですが、目の構造を家庭医学の本でも見てください、視力を司るのは目の中の筋肉(眼内筋)毛様体ですが、「目をキョロキョロ」は目の向きを司る目の玉の外についている眼外筋なのです。目をキョロキョロしたって目の視力は、改善できません。 (目をグル・グルはXXX教で、 キョロキョロするのはXXXとXXX(漢字)でしたっけ。) 本についていたおまけは、針穴カメラの原理応用の、黒い下敷きに多くの穴を空けた代物でした。 同じようなメガネに穴だらけの黒いレンズを取り付けた台湾製のメガネが、目を休ませるとか、目が良くなるとか言うので、試しに、通販で売ってたのを買ったら、他愛の無い針穴カメラでした。

一度近視になれば治らない

近視は、目の玉が大きくなりピントが合わなくなってなることです。 ならば、この大きくなった目の玉どうやれば小さくなるのでしょう、一旦大きくなったものが、まさか特別目だけを選んでダイエット出来る訳なく、小さくなることはないのです。 言い換えると、一度なった近視は治りません。

ただし成長期の子供など、目の中のレンズ(水晶体)を周辺から取り巻く毛様体がこわばり、緊張したままの状態の仮性近視の場合、何かの拍子に緊張が解きほぐれて、自然に良く見えるようになる事は希にあります。 このようなものは、眼科に行けば簡単に検査で分かり、調節麻痺剤などを点眼すれば、容易・確実に治療されてしまいます。

子を持つ親であれば誰だってメガネをかける近視になって欲しくないものです。 でも、この近視は、悪い事ばかりでなく利点もあります。 総じて近視の子供は落ち着いており、長時間机に向かい勉強などしても目が疲れ難く、成績も良い子が多く見うけられます。 逆に遠視の子供は、落ち着きがなく長時間本を読んだりすると、目が疲れやすく成績も余り良くないようです。

低学年の子供達の眼球は、概して成長過程にあり概して小さく、遠視の場合が多くあります。 小学一年生の教科書の文字などが大きな文字で書かれているのは、遠視を考慮して作られているのです。 低学年の子供達は、見れば分かるように、総じて「落ち着きがなく」「長い時間本を読むのが得意でない」訳です。

「老眼が治った!????」

老眼は目の中のレンズ(水晶体)が、老化により弾力性を失い、近くを見る時の調節=毛様体が周辺から締め付けても、レンズが硬くなっており、若い時のように膨らむ事が出来なくなる症状です。 おおよそ3期に分けられます。 初期は42才ごろから始まり、柔軟性のなくなる安定期は65才ぐらいで、段階を経て見え方なども変わります。 老メガネをかけても安定期では一定の距離でしか見えません。近づけすぎても、離しすぎても文字が見え難くなります。

さて、この老眼、目をキョロキョロ・グルグル訓練ぐらいで目の中の硬くなったレンズが、どうして柔らかくなるのでしょう? なりようがありません。 治るのであれば、眼科が率先して「老眼治療」を標榜し治療開始するでしょう。 聞いた事がありません。 たぶん「ノーベル賞」をもらうか「世界の笑い者」の2択問題です。

希に老化の進行過程で、白内障が原因で一時的な「近視」になり近くの文字が見えるようになる事がありますが、やがて遠くも近くも見難くなります。 (まれにこの現象を自慢し、メガネ店の店員を心底驚かせる御仁がいましたけど・・・・・笑い)

とにかく一般的な常識で考えてください、良ければ眼科が率先してやっています。

本家「視能訓練」(しのうくんれん)


紛らわしい偽物「シリョク訓練」の多分アイデアの思いつきになった「シノウ訓練」は実在します。 唯一目に関する「国家試験」もあり合格者は「視能訓練士」の資格が与えられますが、「目的」と「結果」がゼンゼン違います。

これは、6歳未満の子供の目の屈折異常による「弱視」を視能訓練し治療する目的のものです。 弱視の子の一生に関わりがある、崇高な目的・使命のある仕事です。 (俗っぽい金目当ての、目をキョロキョロさせ悪いことをするような事は、絶対教えておりません。笑い)

弱視とは、発育途中同時に作られる「物の形」を「物の形」として脳で分析・理解できるソフトを脳に作り上げる訓練です。 パソコンにたとえれば良く分かります。 パソコン本体が有っても、ソフトが無ければ何の役にも立たない「ただの箱」なのです。 そのソフト部分に関わる事です。 

小さい未発育の目には、プラスの度数のレンズ、乱視であれば乱視のレンズをかけさせ、先ず網膜に像が正確に映るよう度数矯正し、長い時間と根気を掛け、一般の人と同じように像を見分ける視力になるようにします。 目の成長の終わる6歳までに視力を作らなければならず、時間との競争でもあります。 誤ってこの時期までに弱視の子供に視能訓練を怠ると、生涯その人は弱視のままで、後で治療を施す事が出来なくなります。

若い女性は、赤ちゃんが出来たら、3歳児検診などの時に必ず弱視の有無をチェックしてください。子供の一生に関するとても大切な事です。

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