


お母さんから一回キリの贈り物(角膜内皮)
コンタクトレンズのパンフレットを見ると「酸素」、「酸素」となぜ酸素にこだわるのかご存知ですか?よ〜く自分の目を観察してください、白目は充血していたりしても黒目の部分は充血しないでしょ。 この辺りを角膜と言います。 ココには酸素を運ぶヘモグロビンを含む赤い血が通っていないとても特殊な部分です。 角膜に限らず、体の組織はどこでも、酸素と栄養が無ければ死んでしまいます。 もちろん角膜もこの例外ではありません。
この角膜の裏には栄養に富む「透明な血」(房水)が満たされています。 角膜の裏側には、一回キリ母親からもらう再生増殖のないたいへん貴重で重要な一枚の角膜内皮と言う部分があります。
栄養は、角膜の表を流れる涙と目の中の房水の両方から供給されます。 酸素は? 目の中の房水には、ヘモグロビンがない、酸素を受け渡すものがなく、酸素は目の中からは供給されません。 ただ涙に含まれ、角膜表面から伝わる極わずかな酸素で角膜は生きています。 (貧しくとも、慎ましやか、清楚、最近いなくなったなー)
酸素供給が断たれると、乳酸が生じ大切な角膜内皮を構成する細胞は破壊され死にます。 しかしツメや毛が生えてくるようには、この部分の特殊な細胞は、増殖しないのです。 角膜内皮細胞は、死んでなくなったスキ間を埋めるので精一杯で、徐々に密度が粗く大きくなって栄養の受け渡す機能が低下してゆきます。 やがて「角膜の透明度」を維持することが出来なくなり、時間を経て最悪の場合白く濁った「死んだ魚の目」のような瞳になってしまうのです。 「まさか、自分だけはそんな事ない」と信じたいでしょう、でも最近「使い捨てコンタクト」で無茶苦茶やっている人が相当増えました。具体的数字は把握していませんが、厚生省が警告を新聞などで発しています。 事態は相当憂慮される状況に達したからです。
今だけ、美貌を保ちそれで良ければ、なんでもしましょう。 でも、やがて年をとると、必ずおばあちゃんやおじいちゃんになるのです。早くなるか?遅くなるか?白く濁った「死んだ魚の目」はいやでしょう。 コンタクトを目に乗せれば、必ず何か犠牲になるものがあるのです。 コンタクトが悪いとは、決して言いませんが、定期的な検査を眼科で受ける必要があります。 たまには、眼科の「角膜内皮鏡」で自分の目の組織状態の変化を、のぞいて見るのものも良いかもしれません。
また、角膜の表面は、おおよそ三層構造で目をまもっています。 角膜から準に外側にかけて、
1)角膜上皮の上にはムチン層と言う粘膜質の層があり角膜が涙を水玉のようにはじかないようにしています。
2)涙層 、酸素を含み眼の老廃物細かいホコリなどを溶かす清浄作用と水分を保ちます。
3)一番上に涙の蒸発を防ぐ油脂分が実に水分の蒸発を65パーセントも防いでいます。
もちろん、コンタクトを乗せれば何か影響があることは、分かった話で、 寿命の短いウサギの目を使って試験し、2〜3年で角膜の変化が有るとか無いとか安全だとか。 流行だからコンタクトをするとか言ってもそれだけの話です。
生涯生きている限り使わねばならない、感覚器=目 のことです。 流行、スタイルなんてどうでも良いとも言えます。 余程の注意がいります。
コンタクトレンズの生みの親「レオナルド・ダ・ビンチ」の発明動機は、見え方が悪くたいへん困っている人への究極の考案でした。 今日では、値段の低下に伴い、誰でも簡単に使うようになりました。 安易に求める事が出来ても、便利な物の裏には、たいへん危険な落とし穴があり、失明する場合もあることを、認識する必要があります。
涙を「しお水」、「海」にたとえる人がいたりしますが、目にとっては非常に短絡的な考え方です。塩水のような単純なもので無く、これも色が赤くない透明な血 (涙は血から作られている) で、いろんな重要な養分(リゾチューム=殺菌酵素、タンパク質=栄養基材、油脂=乾き止め)が含まれます。 これが無くなればどうなるでしょう?
人口涙液などありますが、これら単純な生理食塩水で「涙を薄めたり」「蒸発を防ぐ油脂分を洗い流すと」細菌感染しやすくなったり、目の潤いを増すはずの「業者の宣伝」と「あなたの考え」が、逆に目を乾きやすくしたりする場合があることは、簡単に分かるでしょう。 あなたの涙は、人造のただの塩水とは根本的な違いが有ります。 もし作るとすれば大変高価なものです。 たとえ簡単に買える「人口涙液」「目の洗浄液」と言う名の無害な「ただの塩水」でも、使い方を誤ると目の健康を確実に害します。 専門家である眼科の指導のもと、正しく使いたいものです。
独裁者のあなたへ
コンタクトレンズは、あなたの体や目に断りなく、独裁者のあなたが頭で勝手に「考えて便利だ」と思うだけのもので、 使い方によっては、目や体の機能を大きく害する危険な側面を持っています。 だから、体の民主主義を護ろうとすれば専門家眼科のドクターの診察や定期的検査を必須とするわけです。
見方によるでしょうが、お金を出して買い、あなたの頭で考え経済面重視の大切な「コンタクト」にとっては、涙に含まれる「油脂」「タンパク」などは、忌み嫌う「汚れ」かもしれませんが、
お金で買えない大切な目と体にしてみれば、逆にコンタクトは「人造の異物・ゴミ」で、あなたはそれを決めた体の独裁者だとも言えます。
さて、どちらが卵で鶏なのかはこれぐらいにして、おおよそ重要な点は、出来るだけ分かりやすく説明したつもりですが (^^; 私も結構、体に悪い独裁者で、煙草を吸ったり酒を飲んだりの 体の独裁者です (^^;
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